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加入前に知っておきたい個人型確定拠出年金(iDeCo)の6つのデメリット

      2016/11/28

以前、個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入を検討している旨の記事を書きました。(以下、個人型DCとします)

2016年11月22日現在も引き続き検討中で、なぜこんなに迷っているかと言いますと、やはり個人型DCのデメリットが気になっているからです。

例えば、NISAだったら、デメリットといえば損益通算できないくらいで、5年間の期間限定とはいえ投資家にとって物凄く有利な制度で、利用するのに何の迷いもありませんでした。

これに対して個人型DCは一度加入したら、原則60歳まで掛金を拠出し続けることになります。(加入者資格喪失届の提出により拠出を止めることもできます。その場合は運用のみが可能な運用指図者になります)

そこで本記事では、メリットばかり取り上げられている感のある個人型DCのデメリットの方をあえて書き出してみました

個人型DCのデメリット

個人型DCには、私が認識している限り以下のデメリットがあります。

  1. 60歳になるまで引き出せない
  2. 手数料が毎月取られる
  3. 運用は完全に自己責任
  4. 金融機関指定の金融商品しか選べない
  5. 金融機関の変更が面倒
  6. 掛金は年に一度しか変えられない

それでは一つ一つ見ていきましょう。

1.60歳になるまで引き出せない

個人型DCで運用したお金は原則60歳になるまで引き下ろすことができません

原則とあるのはごく一部の例外もあるのですが、余程のことが無い限りは全員60歳になるまで、個人型DCのお金に手をつけることができないと考えておいた方が無難です。

60歳を迎える前にどんなにお金が必要になっても、個人型DCのお金を使うことは許されないことを留意する必要があります。

2.手数料が毎月取られる

個人型DCは、加入時も手数料を取られますし、毎月の口座管理手数料も取られます。

口座管理手数料の内訳は、

  • 国民年金基金連合会・・・103円
  • 運営管理機関   ・・・金融機関による
  • 事務委託先金融機関・・・64円

となります。

ここで重要なのが、運営管理機関に支払う手数料は金融機関によって異なるという点です。

条件によっては、これが0円の金融機関もあります。

その場合でも、毎月167円を手数料として支払う必要があり、最低でも毎年2,004円の手数料が取られることとなります。

個人型DCはタダじゃないことを留意する必要があります。

3.運用は完全に自己責任

個人型DCは、あくまでも「拠出が確定」であり、「給付が確定」ではないことを理解しなければなりません。

市場の動向によっては、元本割れの可能性もあります。

どのような運用結果になろうとも、完全に自己責任であることを今一度胸にとどめておく必要があるでしょう。

10年20年という期間をインデックスファンドで運用していれば、滅多なことで元本割れしないとは思いますが、例え運悪く拠出金額よりも給付金額が下回っていても自己責任です。

4.金融機関指定の金融商品しか選べない

普通の証券口座だと、株に投資信託にETFに、場合によっては米国株等、金融商品はより取り見取りです。

ところが、個人型DCで運用できる金融商品は、金融機関が指定した商品のみとなります。

金融機関の個人型DC用サイトに、取り扱っている金融商品一覧があるので、金融機関を決める前にそれらをチェックすることをおすすめします。

実例ですと、かなりマイナーですが、先進国株のインデックスファンドとして、楽天証券には「たわらノーロード 先進国株式」がラインナップされているのに対し、SBI証券は「DCニッセイ外国株式インデックス」が取り扱われています。

SBI証券ではたわらが買えないし、楽天証券ではニッセイが買えないということです。

5.金融機関の変更が面倒

個人型DCにおいて金融機関は、手数料だったり金融商品だったりと、非常に大きなウェイトを占めます。

加入前に金融機関は慎重に決めるべきですが、やむを得ず金融機関変更しなければならなくなる時があるかもしれません。

個人型DCの金融機関の変更はデメリットしかありません。

まず、変更するのに1か月~2か月かかります。

何よりも最低なのが、金融商品をそのまま移動することは出来ず、一度現金化されてしまうことです。

変更期間中にその商品の評価額が跳ね上がったら、とても悲しい思いをするでしょう。

個人型DCの金融機関変更は気軽にできないことを頭の片隅に入れておくべきです。

6.掛金は年に一度しか変えられない

個人型DCの掛金は、多くの人が月2万3000円(年間27万6000円)が上限となります。

例えば、上限である27万6000円を拠出していたのが、ローンを組んだり転職したりで家計に余裕が失われて拠出が厳しくなった場合、掛金の変更は一年に一度しかできません

4月から翌年の3月までの一度のみです。

月2万3000円を、月1万5000円にしてみたのだけど、やはりそれでも厳しかった場合、次の4月まで掛金変更が出来ません。

コロコロと掛金を変えることはできないことを、加入前に認識しておいた方が良いでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

個人型DCのデメリットを思いつく限り述べてみました。

決して個人型DCのネガキャンなんかじゃありません。

個人型DCのデメリットを正しく理解することで、加入後にこんなはずではと後悔する確率がグっと少なくなると思い、本記事を執筆しました。

個人型DCの節税効果は素晴らしいものがありますが、この制度への加入は節税効果をはじめとするメリットがデメリットを補って余りあると判断したときでも遅くはありません。

私も個人型DCの加入検討中の身、今一度メリットとデメリットを天秤にかけて考えてみることとします。

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