81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

一個人投資家の資産運用実践記。月1で資産状況公開中。目標額は大きく1億円!

*

【米国銘柄&株価分析】アップル(AAPL)~成長鈍化は4年前から

      2016/08/06

米国株分析第三弾、今日はアップル株の分析をやってみたいと思います。

アップル株は今年の四月に二回に分けて、計45万円分を購入しました。

アップルといえば、勢いに陰りが出てきたとか、ジョブス氏がいなくなって魅力がなくなったとか、ネガティブな意見も見られるのですが、本当にそうなのでしょうか?

アップル銘柄分析

アップルとは

もはや説明不要でしょう、スマートフォンのiPhoneを作っている会社です。

昔はマッキントッシュ(Macintosh)というパソコンを作っているメーカーというのが世間一般のイメージでしたが、今やスマホのiPhoneの会社という見方が一般的だと思います。

イメージだけでなく、アップルの売上もiPhoneが占める割合は大きく、なんと売上の66%がiPhoneによってもたらされたものです。

iPhoneの出現によって、アップル社は売上・利益を大きく伸ばし、今の地位を築き上げたといっても過言ではないでしょう。

アップル株 基礎情報 (2016年5月27日時点)

ティッカー AAPL
株価(ドル) 100.35
市場 NASDAQ
採用指数 DOW30 / S&P500 / NASDAQ100
業種 コンピューター ハードウェア
設立年/上場年 1977年 / 1980年
決算期 9月
地域別売上構成(比率%) 米州(40.2)、中華圏[中国・香港・台湾](25.1)、欧州(21.5)、日本(6.7)、他のアジア太平洋(6.5)
PER 11.2
PBR 4.2
ROE(%) 46.25
ROA(%) 20.45
配当利回り(%) 2.12
過去10年EPS成長率(%) 39.9

成長株のPERは高い印象がありますが、アップルのPERは11.2とかなり低いです。

注目すべきはROEの高さで、なんと46.25%!

S&P500構成銘柄の標準的なROEが12%前後なので、いかにこれが破格の数字かお分かりになるかと思います。

ROEとは、分かりやすく言えば、自己資産でどれだけ利益を上げたのかを示す指標で、これが高ければ高いほど、株主の資産を使って効率的に稼げていることになります。

アップルの、「利益を生み出す力」の凄さが分かろうというものです。

もうひとつ、過去10年EPS成長率(%)が驚きの39.9%もあります。

毎年40%もEPSを上げていることになるのですが、これはiPhoneブームが可能にした数字で、今後はさすがにこんな異常とも言える数字をたたき出すのは厳しいでしょう。

過去10年間の株価チャート

20160528_1

美しいまでの右肩上がりです。

アップルの業績・ブランド力の向上に比例する形で株価も呼応しています。

が、実は2012年の9月ごろをピークに、しばらく株価は低迷しています。

2012年のピークの水準に復帰したのが、2014年の秋ごろです。

株価から見て、2012年後半~2014年前半の約2年間は低迷期と言えるでしょう。

これって、今の状況に似ていると思うのは私だけでしょうか?

過去10年間の収益・および配当

20160528_2

凄まじい成長ぶりです。

2006年から2012年まではうなぎ上り、向かう所敵なし、わが世の春、といった感じです。

iPhoneが日本でも普及し始めたのが、2010年ぐらいだったかと記憶しています。

そのためか、2010年から2012年の上昇具合は特に目を見張るものがあります。

しかし、2012年からはさすがに従来と同じペースで成長するのは厳しくなってきたようです。

2013,14年は2012年と比べて利益が落ち込んでしまいました。

2015年にまた大きく利益を伸ばしていますが、これは中国経済がとても元気だったから。

その中国の勢いが止まった今、2015年と同じ水準の利益を出すのは難しいのではないでしょうか。

なお、アップルは2011年以前は無配でしたが、2012年からは配当を出すようになり、毎年増配しています。

バランスシート(貸借対照表)

20160528_3

流動資産>流動負債となっており、健全な財務状況といえるでしょう。

やや負債(流動負債+固定負債)が純資産を上回っていますが、これくらいであればそれほど問題はないかと思います。

感想

10年間の株価チャート、収益を見るに、成長鈍化は4年前の2012年から始まっていたと見ることができるのではないでしょうか。

今、成長鈍化だの、iPhoneの限界だの、色々な言われようですが、2012年末ごろも同じような論調で非難されていたのかもしれませんね。

アップルも今までのような成長を望めないと承知しているのか、これまで配当を出さずに利益を設備投資に充てていたものが、2012年から配当という形で株主に還元し始めました。

アップル株は今後は急成長を期待する銘柄ではなく、緩やかに成長して安定的に株主に利益還元する銘柄に変貌したものと見ています。

配当を受け取りながら、ゆるやかな成長も期待する、長期投資にうってつけの銘柄の一つだと思います。

 - 米国株_分析